1953-11-07 第17回国会 参議院 予算委員会 第5号
例えばガリオアの問題を東京でやる場合でも、或いは中共の問題につきましても、なかんずくこの防衛問題について政府の今までの方針は、何といつてもこれはアメリカ軍が駐留しておるのだから、日本の防御というものは、いわゆる保安隊程度でやつて行くのだ、間接侵略に対抗するものを持つておればよいのだ、こういう方針でやつて行く、アメリカ軍の撤退に呼応して防衛計画を増強するということは、未だ曽つて国民に対してお示しになつたことはございません
例えばガリオアの問題を東京でやる場合でも、或いは中共の問題につきましても、なかんずくこの防衛問題について政府の今までの方針は、何といつてもこれはアメリカ軍が駐留しておるのだから、日本の防御というものは、いわゆる保安隊程度でやつて行くのだ、間接侵略に対抗するものを持つておればよいのだ、こういう方針でやつて行く、アメリカ軍の撤退に呼応して防衛計画を増強するということは、未だ曽つて国民に対してお示しになつたことはございません
現にもうアメリカの本国においてさえ原子爆彈が来た場合にどうしようかというので防空の施設がされておるということは向うの新聞にも載つておるし、写真なんかもどんどん来ておつて、日本だけ安全だ、ニユーヨークやワシントンが危いというのに、この前線基地が一番安心だ、大丈夫だというような岡崎さんのような楽観論にばかりついて行けない、曽つて国民が政府の言つておる通りについて行つてひどい目に会つたのでありますから、今度